中国・四国は岡山の美容液

ミツマタのエキスを使用

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 「こんなのあるんだ!大賞2018」の中国・四国ブロック予選は中国新聞社(広島市)で29日開かれ、山陽新聞社(岡山市)が推薦した美容液「結の香(ゆのか)」が1位に選ばれた。

中国・四国ブロック代表に選ばれた美容液「結の香」

 結の香は、岡山県真庭市の特産品で、紙幣の原料に使われるミツマタから抽出したエキスを使用している。

 開発のきっかけは、地元でガソリンスタンドなどを経営するエイチケイ商会が、冷水で作業する地元の紙すき職人の手がきれいなことにヒントを得て考案。岡山理科大と連携し、ミツマタエキスの中に、しみやそばかすの原因となるメラニン色素の生成を抑える効果があることを発見。商品化につなげた。

 同地区はミツマタ栽培が広がり、需要を支えていたが、生産者の高齢化で年々衰退している。ミツマタエキスの美容液を地場産業として確立させ、新たな雇用創出も目指す。

 山陽新聞社営業局の清水雅弘さんは「地域に伝わる特産品に着目して地方の活性化につなげられる点が評価されたのでは」と話している。

 中四国の予選では、新聞社9社が自慢の一品を紹介し、投票で選んだ。 ほかにみなと山口合同新聞社(山口県下関市)は、フグを年間通じて楽しめるコンフィグ(オイル漬け)を紹介。徳島新聞社(徳島市)は県の特産品スダチを使った「すだちワイン」をPRし、参加者の関心を集めた。

 (共同通信広島支局 佐藤拓也)