熊本城・小天守貫く鉄骨あらわ 最上階を再建へ

足場の土台となる赤い鉄骨が差し込まれた熊本城天守閣の小天守3階部分。右奥は大天守=29日、熊本市(上杉勇太)

 熊本市は29日、熊本地震で被災した熊本城の復旧工事を報道陣に公開。天守閣の小天守最上階(4階)を解体するため、作業の足場の土台となる2本の鉄骨を3階部分に差し込んだ。

 小天守は地下1階、地上4階。市の熊本城総合事務所によると、解体後の復旧では、耐震診断基準を満たすため、4階の瓦部分に使うしっくいを減らしたり、屋根に軽い建材を用いたりして軽量化を図る。地震前より3割程度軽くなるという。

 鉄骨は長さ12・3メートル、幅30センチ、重さ1・5トン。クレーンで約22メートルの高さまでつり上げ、南北の方向に貫通させた。9月上旬から鉄骨の上に足場を設置。10月中旬には4階部分の解体を終え、2019年春から約1年かけて復旧させる。

 一方、大天守は4~6階の外観の復旧工事が完了。上層階から足場が取り外されており、“新築”の大天守が姿を見せている。総合事務所は「熊本城の復旧はまだ始まったばかり。まだ手付かずのところもあるので温かく見守ってほしい」と話した。(飛松佐和子)

©株式会社熊本日日新聞社

紙面を彩った火の国球児たち

「夏の甲子園100回」を記念し、熊本出身のスターたちの〝球児〟時代を取り上げます。 第3弾は「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治(熊本工出、人吉市出身)です。

ご購入はこちらから