守護神ディアスの専属理髪師がカット、サービス監督は「オー・マイ・ゴッド」
マリナーズのスコット・サービス監督が守護神との約束を守り、奇抜な髪型へ“変身”を遂げた。25日(日本時間26日)のダイヤモンドバックス戦で今季50セーブ目を挙げた絶対的クローザーのエドウィン・ディアスに対して「50セーブを挙げたら同じ髪型にする」と宣言していたサービス監督。28日(同29日)に約束通りにディアスと同じ“剃り込み”を入れた髪型に。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」や、マリナーズの公式ツイッターがその時の模様を紹介し、大きな反響を呼んでいる。
サービス監督がディアスと約束を交わしたのは7月のこと。右腕の髪型は、両サイドを刈り上げ、その部分にはラインが入れられた奇抜なもの。50セーブに到達したことで、ディアスの専属美容師のジョエル氏が駆けつけて指揮官の”断髪式”が行われた。
「Cut4」が紹介した動画で、サービス監督は髪の毛が剃り込まれる間「オー・マイ・ゴッド!」と繰り返しながら大笑い。マリナーズの公式ツイッターは、ディアス本人とサービス監督が横向きに並んだ写真を「これが完成品。この写真は博物館行きだね!」との一言とともに紹介すると、ファンも大喜びで反応した。
「これを永久保存するよ!」
「こんなにワクワクしたのはジェームズ・パクストンのノーヒッター以来だ」
「さらにスコットが好きになった」
「スコットに似合っている! しばらくこの髪形でいるべきだ!」
「これを“リーダーシップ”と呼ぶんだ」
「とてもスタイリッシュ! 気に入った! 似合っている!」
「球界最高の監督はここにいる」
「これはナイス! 約束を守る男は好きになるね。よくやった、スコット」
「ワォ、これは帽子で隠せないよ」
「これをポスターにしたら、本気で買うと思う!」
「こっちの方がプレーオフ進出よりもマリナーズファンを満足させられると思う」
監督は意外にノリノリ 主砲にも「4の4、2発なら同じ髪型に」
ディアスはMLB公式サイトのケイティ・ウー記者に「彼は現在メジャーで最も堂々としている監督のように見えるね」とジョークを飛ばし「僕が50セーブ目を挙げたら、スコットの髪を切るために、僕たちがどこにいようが飛行機で駆けつける準備をしておいてと彼(美容師のジョエル氏)に言ったんだ。彼は『そうだね、やってみようか』と言っていたよ」と裏話を明かした。
記事によると、サービス監督は「後頭部と額に日光が当たるよ。問題は(脱帽しなければならない)今夜の国歌斉唱だ。チームのルールだからね。ただ下を向いて微笑んで耐えなければならない。できることはそれだけだ」と話していたが、意外とノリノリ。今度は主砲のシーガーに対し「1試合で4打数4安打2本塁打を打ったら同じ髪型にする」と冗談交じりで約束したとか。それで投打の主力が投げて、打ってくれれば、監督が髪型を変えるぐらいはお安い御用かも知れない。(Full-Count編集部)