医師や学生らが地域医療考える 平戸でサマーキャンプ

 長崎県内外の医師や医学生らが地域医療の在り方について考える「サマーキャンプ2018in平戸」(長崎大学病院へき地病院再生支援・教育機構など主催)が24日から3日間、平戸市草積町の市民病院であり、ワークショップなどを通じ意見を交わした。
 25日は、長崎大医学部と長崎純心大の学生、平戸市内の研修医ら約50人が、リラックスした雰囲気で意見交換する「ワールドカフェ」に挑戦。4、5人一組で、ホワイトボードに見立てた段ボール製の円卓を囲み、地域医療に必要なこととして「医師と患者の意思疎通」「介護・福祉など他職種との連携」など、出された声を次々と書き込みながら議論を深めた。
 市民病院で研修する横浜労災病院の浜田麻里さん(25)は、「学生や福祉に従事する人の、医療へ対する視点も学ぶことができた」と話した。
 期間中、国内のへき地やアフリカで活躍する医師による講演、シンポジウムもあった。

「ワールドカフェ」で意見を出し合う参加者=平戸市民病院

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