「ビルは最も優れたシンガー・ソングライターのひとり」。ホセ・ジェイムズがビル・ウィザースに捧げた新作への想いを語る映像が公開

(c)cherry chill will

現代ジャズ・シーンの最先端を走るヴォーカリストのホセ・ジェイムズが、ニュー・アルバム『リーン・オン・ミー』を9月21日に日本先行リリースする。

既に報じられている通り、今回の新作は、2018年に生誕80周年を迎えた伝説のR&Bシンガー・ソングライター、ビル・ウィザースへのトリビュート・アルバム。「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」、「ラヴリー・デイ」、「リーン・オン・ミー」、「エイント・ノー・サンシャイン(消えゆく太陽)」といったビルが書いた不朽の名曲を12曲カヴァーしている。

アルバム発売に先駆けて、新作に関するインタビュー映像(日本語字幕付き)が公開された。その中でホセは次のように語っている。

○新作の制作意図
ビルは、いま存在する世界で最も優れたシンガー・ソングライターのひとり。今年(2018年)彼が80歳になるということで、彼の偉大さや音楽人生や遺産をお祝いしたいという思いで制作したんだ。

○ビル・ウィザースの音楽の魅力
ポップス、R&B、ソウル、ゴスペルといったあらゆる音楽を、それまでに無い形でひとつにしているところ。例えば「ラヴリー・デイ」は、ポップで踊りたくなる曲だけどクールなジャズやソウルの要素が入っていて、そこがとてもユニークだ。

○アルバムの選曲について
12曲に絞るのはとても難しかったけど、“自分の気持ちに素直に、感情的に一番コネクトできる曲を選びなよ”と(プロデューサーの)ドン・ウォズがアドバイスしてくれて助かったよ。

○レコーディングの前にビル本人に会ったときの印象
自分にとってのヒーローに会えて、素晴らしい経験だったよ。ビルは最高にクールで頭が良くて健康的で面白い人だった。ビルに会えたことで、僕なり解釈で彼の曲を歌っていいんだなと思えるようになったんだ。

日本盤(CD/デジタルとも)には、ボーナス・トラックとして、日本用に特別に録音されたホセの弾き語りによるアコースティック・ヴァージョンが2曲収録される。iTunes Storeではアルバム予約受付中で、「ユーズ・ミー」が先行してダウンロードできる。

ホセは10月31日から3日間、ビルボードライブ大阪・東京にて新作発売記念の来日公演を開催するが、インタビュー映像の最後でホセは、「ビル・ウィザースの音楽のマジックとミステリーとパワーをぜひ感じに来てほしい」とツアーに向けた意気込みを語っている。

■映像
ホセ・ジェイムズ「リーン・オン・ミー」インタビュー映像

■リリース情報
ホセ・ジェイムズ 『リーン・オン・ミー』
JOSÉ JAMES “LEAN ON ME”
発売日:2018年9月21日(金)
形態:SHM-CD
品番:UCCQ-1088
価格:2,808 (tax in)
Blue Note/ユニバーサルミュージック

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収録曲
1. エイント・ノー・サンシャイン(消えゆく太陽)
2. グランドマザーズ・ハンズ
3. ラヴリー・デイ feat. レイラ・ハサウェイ
4. リーン・オン・ミー
5. キッシング・マイ・ラヴ
6. ユーズ・ミー
7. フー・イズ・ヒー
8. ハロー・ライク・ビフォー
9. ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス
10. ハートに夕立ちが
11. ザ・セイム・ラヴ・ザット・メイド・ミー・ラーフ
12. ベター・オフ・デッド
13. エイント・ノー・サンシャイン(消えゆく太陽) (弾き語りヴァージョン)*
14. グランドマザーズ・ハンズ (弾き語りヴァージョン)*
*ボーナス・トラック

<パーソネル>
ホセ・ジェイムズ(vo) ネイト・スミス(ds) ピノ・パラディーノ(b) クリス・バワーズ(key) ブラッド・アレン・ウィリアムス(g)
黒田卓也(tp) コーリー・キング(tb) マーカス・ストリックランド(ts) デイヴ・マクマレイ(fl) レニー・カストロ(per) 他

■来日公演
ホセ・ジェイムズ celebrates Bill Withers
2018年10月31日(水) ビルボードライブ大阪
2018年11月1日(木)、2日(金) ビルボードライブ東京
http://billboard-live.com/

Photo Credit  (c)cherry chill will

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