新型NSXが間もなく登場! シャシー性能アップ&新色オレンジ追加

NSX 2019年モデル

NSX 2019年モデルの情報が公開

2018年秋のマイナーチェンジを予告しているホンダ NSXだが、先行してアメリカのアキュラ NSXの2019年仕様モデルの詳細が判明した。主な変更点はシャシー性能アップによるハンドリング向上、そしてボディカラーの追加や装備内容の刷新となる。

なおアキュラは、海外で展開されるホンダ系列の上位ブランドで、NSXは海外ではアキュラブランドで販売される。

シャシー性能アップ&新タイヤ採用でサーキットタイムも短縮

NSX 2019年モデル

今回のNSXのマイナーチェンジのキモはシャシー性能の進化だ。前後スタビライザーの大型化によりねじれ剛性は前26%、後19%向上したほか、足回り各部も剛性をアップ。またタイヤも、以前のコンチネンタル スポーツコンタクト6から、より優れたグリップ力を持つコンチネンタル コンチスポーツ コンタクト5Pに変更された。

さらにNSX独自の3モーターハイブリッドシステム“SPORT HYBRID SH-AWD”(Super-Handling-All Wheel Drive)のチューニング、電子制御ステアリングや磁性流体ダンパーのセッティングも変更。これにより、主にハンドリング性能がさらに向上しているという。

鈴鹿サーキットにおけるテスト走行で周回タイムが2秒短縮したというから、一見地味なようで着実に進化しているといえる。

新カラー“サーマルオレンジパール”を追加

NSX 2019年モデル

ボディカラーには、新色となるサーマルオレンジパールが追加される。これに伴いオプションのカーボンセラミックブレーキのキャリパーをボディ同色のオレンジに変更できるようになる。

外観の違いとしては、これまでシルバーだったフロントグリルガーニッシュがボディ同色に変更となるほか、フロントグリルやリアディフューザーのメッシュ部分にツヤ塗装が施される。

細かいデザイン刷新、装備内容の変更

またインテリアでは、新たにシート色にインディゴブルー(セミアニリンレザー×アルカンターラ)とレッド(セミアニリンレザー)がオプション設定される。

さらに、これまでオプション設定だった電動パワーシート、プレミアムサウンドシステム、ナビ、アルミ製ペダルがすべて標準で装備されるようになる。

新型NSXの価格

新型NSXの北米での価格は15万7500ドル~、日本円換算で17,578,575円~となる。(1ドル=111.61円、2018年8月30日現在)

先代モデルより1500ドル(167,415円)の値上げとなるが、その分4700ドル(524,567円)分のオプション装備が標準で装備されているので、実質お得になっているといえる。

新型NSXの日本での発売は2018年秋を予定している。

※本記事の内容並びに画像は、いずれも海外仕様車のものです。

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