来春開校の九州文化学園小中学校 英語教育など充実目指す 保護者に方針など説明 佐世保

 九州文化学園(佐世保市)は30日、来年4月に旧市立花園中(花園町)跡に開校予定の「九州文化学園小中学校」に関する教育セミナーを佐世保市内で開き、教育方針や学校施設の概要などを説明した。
 同学園小中学校設置準備室の百津眞人室長は、英語教育、IT教育、日本文化教育の充実を目指す教育方針を紹介した。小学校で週3時間以上、中学校で週6時間以上の英語教育に取り組むことや、年間35時間以上のIT教育を通じ論理的思考力や問題解決能力を育むことなどを説明。「夢や憧れ、志のために学ぶ学校にしたい」と話した。
 施設設計を担う日比野設計(神奈川県)の日比野拓社長は、「花園の地がよみがえる」をコンセプトにした学校施設のイメージをCGで説明。天然素材やガラスを多用して開放感を演出した教室や図書室のデザインを示した。
 セミナーには市内の保護者など約300人が参加。英語教育やICT教育に関する講演もあった。10月には選抜方法や教育課程について説明する学校説明会を開く予定。

九州文化学園小中学校の教育方針を説明する百津室長=佐世保市、アルカスSASEBO

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