手術支援ロボット導入 県南初、八代市の熊本総合病院

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熊本総合病院が導入した手術支援ロボット「ダヴィンチ」。左の医師がアームを遠隔操作する=八代市

 熊本総合病院(八代市)は30日、内視鏡手術の支援ロボット「ダヴィンチ」の最新型を導入した。県内では済生会熊本病院と熊本大病院(いずれも熊本市)に従来型があるが、県南地域では初めて。

 通常の内視鏡手術より繊細な作業ができ、出血が少ないなど患者の負担も軽減できるという。導入した最新型「Xi」は米国製で、前立腺や腎臓、胃、心臓など12種類の手術に対応。健康保険も適用される。

 カメラを備えた4本のアームを皮膚から差し込み、医師は患部を拡大した立体映像を見ながら遠隔操作し、切除や縫合などを行う。従来型に比べて映像の画質や自動制御システムが向上し、より精密で短時間の手術が可能という。

 導入費用は約3億6千万円。医師の研修を経て、12月の稼働開始を見込む。島田信也病院長(63)は「メンテナンス費も高額で採算は取れないが、熊本のロボット手術の発展と県民の命を守るために一肌脱ぐ決断をした」と話した。(益田大也)

(2018年8月31日付 熊本日日新聞朝刊掲載)