震災関連死、新たに2人 熊本市

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 熊本市は30日、熊本地震後に亡くなった男女2人を、新たに震災関連死に認定したと発表した。これで同市の関連死は81人。県内は213人。直接死50人と大雨による二次災害死5人を加えると、犠牲者は268人になった。

 認定されたのは、2016年6月に死亡した90代女性と同7月死亡の70代男性。

 市によると、1人は心臓病とぜんそくの持病があり、同市内で入院中に被災。病院も被害を受けたため転院を繰り返し、ぜんそくの発作による呼吸不全で亡くなった。市は転院が持病の悪化に影響を及ぼした可能性があるとみている。

 もう1人は福祉避難所に避難中、発熱が続き肺炎で死亡。避難所生活での尿路感染が原因と判断した。

 4~7月に4回開かれた市災害弔慰金等支給審査委員会の答申に基づき、大西一史市長が決裁した。ほかの28人は関連死と認めず、申請を却下した。

 市に対する遺族からの弔慰金申請は7月末までに363件あり、45件の審査が残っている。(高橋俊啓)

(2018年8月31日付 熊本日日新聞朝刊掲載)