代打・ラステラが逆転弾 カブスが1点差の接戦を制す

【カブス5-4ブレーブス】@サントラスト・パーク

3回表までに3点を先行したカブスだったが、先発のマイク・モンゴメリーが踏ん張れず、2点リードの5回裏にフレディ・フリーマンの2点タイムリー三塁打とカート・スズキの犠牲フライで3点を失い逆転を許してしまう。しかし、直後の6回表に2番手ブランドン・キンツラーの代打として登場したトミー・ラステラが高めの速球をライトスタンドに叩き込む1号逆転2ラン。モンゴメリーのあとを継いだ5人のリリーバーが無失点リレーでこのリードを守り抜き、ナ・リーグ中部地区首位のカブスは2位カージナルスとの4.5ゲーム差をキープした。

雨天の影響により8月以降にずれ込んだ試合が多く、23日間で23試合を戦うという強行日程を強いられているカブス。今日から11試合にわたるロード遠征が始まったが、その初戦を見事な逆転勝利で飾り、幸先の良いスタートを切った。明日からはフィリーズ3連戦、ブリュワーズ3連戦、ナショナルズ4連戦、そして再びブリュワーズ3連戦と強豪チームとの試合が並ぶ厳しい日程が続くものの、ここを乗り切れば3年連続の地区優勝が見えてくるはず。カージナルスやブリュワーズも好調を維持しており、まだまだ予断を許さないものの、クリス・ブライアントやアディソン・ラッセルといった主力選手の戦列復帰が近付いていることもカブスにとって追い風となりそうだ。

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