大砲・レイエスがサヨナラ弾 パドレスが延長戦を制す

【ロッキーズ2-3xパドレス(延長13回)】@ペトコ・パーク

2回裏にオースティン・ヘッジスのタイムリー三塁打とフレディ・ギャルビスの犠牲フライで2点を先制したパドレスだったが、ロッキーズは4回表に三塁手ウィル・マイヤーズのタイムリーエラーの間に1点差とし、6回表にはイアン・デズモンドの内野ゴロの間に同点に。試合はそのまま延長戦に突入し、13回裏にパドレスのフランミル・レイエスが12号ソロを放って試合に決着をつけた。パドレス先発のエリック・ラウアーは5回無安打1失点(自責点0)の好投を見せながらも勝利投手にはなれず、11回からの3イニングを無失点に抑えたロバート・ストックがメジャー初勝利をマーク。ロッキーズは先発のヘルマン・マルケスが8回13奪三振2失点の快投を披露するも、6番手のブライアン・ショウが痛恨の一発を浴びた。

13回裏二死走者なしという「一発を狙っていい場面」で打席に入った大砲・レイエスが初球を振り抜くと、打球は大きな放物線を描いてセンター左のパドレスのブルペンに飛び込んだ。今季パドレス初のサヨナラ本塁打となった一打は、レイエスにとってメジャーの舞台で初のサヨナラ打。今季AAA級の58試合で16本塁打、メジャーの60試合で11本塁打を放っていた大砲が大きな仕事をやってのけた。まだ打撃に粗さの残るレイエスだが、直近7試合では打率.412(17打数7安打)、3本塁打と絶好調。現在23歳とまだまだこれからの選手であり、順調に成長を遂げれば、他球団にとって脅威の長距離砲となりそうだ。

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