運動量と守備力あるイニエスタ=”世界最強” 彼こそが現代サッカーの完成形MF

リヴァプールのケイタ photo/Getty Images

今夏にファビーニョ、ナビ・ケイタらが加わったリヴァプールの中盤ではレギュラー争いが激しく、5、6人でスタメンを争っているような印象だ。ジェイムズ・ミルナー、ジョーダン・ヘンダーソン、ジョルジニオ・ワイナルドゥムらも高い能力を誇っており、現にファビーニョがポジション獲りに苦戦しそうな気配がある。しかし、もう1人の新加入選手であるケイタはすでに価値を証明し始めている。

英『Daily Mirror』も開幕3試合のケイタのパフォーマンスを高く評価しており、ケイタの到来によって昨季以上の成功が期待できると手応えを掴んでいる。豊富な運動量、ボール奪取力に加えて前線に顔を出して得点に絡むこともでき、チャンスメイクのクオリティも備える。現代のMFとして完成形に近い選手と言えるだろう。何より特徴的なのは、ケイタがたびたびバルセロナで活躍した現ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタと比較されていることだ。

以前ライプツィヒFWティモ・ヴェルナーをケイタとイニエスタを比較していたが、ケイタの才能を見出したフレデリック・アルピノンも同様だ。ケイタがMFとして全ての能力を持っており、イニエスタ級だと絶賛している。

「彼はイニエスタを思わせたよ。素晴らしいテクニック、強さがあってパスも上手い。守備に関しても上手くやれる。ボールをロストすれば、彼はハードワークして奪い返す。創造性ある走り、ペナルティエリア周辺でのパスと、彼は何でもできるんだよ」

イニエスタ級のテクニックにパスセンス、得点力。そこに運動量と中盤でのボール奪取力までプラスされたとなれば、現代サッカー最強のMFと言えよう。昨季はチャンピオンズリーグ準優勝だったが、ケイタの補強でまた1つ欧州の頂点へ近づいたのは間違いないはずだ。

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