「ユース代表が強いだけじゃダメ!」イングランド代表監督が真摯に警告

現在イングランドのユース代表は「世界最強」の呼び声が高い。

U-17ワールドカップ、U-20ワールドカップの2冠を達成しており、原則的にU-23で行われるトゥーロン国際大会では3連覇を果たしている。

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しかし、イングランドのフル代表で監督を務めているギャレス・サウスゲイト氏にとっては、それだけではポジティブな要素ではないようだ。

『ESPN』はサウスゲイト氏のコメントを掲載し、若手選手はリーグでプレーすることが何よりも重要であると語ったと伝えた。

ギャレス・サウスゲイト 「U-20ワールドカップを優勝した代表チームの中に、ファーストチームで立場を確立できている選手が誰もいない。

世界の他の若手選手と同じくらいクオリティがあると証明したいのなら、そこでチャンスを得なければならない。

どんな選手にとっても、サッカーをプレーすることが重要なんだ。

しかし、若手選手は更に多く存在する。誰もがビッグマッチでプレーする経験を得たいものだ。

世界のヤングスターと同じくらいいい選手がいるならば、チャンスが必要だ。以前にも我々はユースの開発について評価をしていた。

しかし、トップレベルのリーグで不安定な状況にある監督、そして結果を出せというプレッシャー。

それらは、若い才能を育てる時間を許してくれないということを意味する。

そして、そのようなチャンスが与えられなければ、若い才能は失われてしまうのだよ。

だから、私はチャンピオンシップ(2部)の選手を呼ぶことも否定しないよ。

今、我々が招集できる選手のプールはとても小さく、さらに小さくなっているんだから」

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