橋本市議 長崎市長選に出馬表明

 長崎市議の橋本剛氏(49)=1期目=は31日、市内であった会合で、来年4月の任期満了に伴う長崎市長選に無所属で立候補することを正式表明した。

 橋本氏は会合後、報道陣の取材に応じ「長崎をもっといいまちにしたい。さまざまな分野の人と政策を煮詰めていく」と述べた。

 現市政については、3期目の現職、田上富久氏(61)が市公会堂解体などを巡り住民投票を求める市民の請求を何度も受けたが、いずれも反対したことに触れ「市民の声が反映されていない」と指摘。市が計画する19階建ての新市庁舎も「人口が減る中、規模は適切なのか」と問題視した。

 橋本氏は長崎市出身、米ジョージタウン大政策大学院修了。農林水産省職員を経て2010年2月の県知事選に無所属で立候補し落選。15年4月の長崎市議選は最多得票で初当選した。

 長崎市長選を巡っては、同市区選出の県議、高比良元氏(66)=3期目=が既に出馬を表明。田上氏は今のところ態度を明らかにしていない。

橋本 剛氏

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