【女子W杯】日本が前人未到のW杯30連勝&6連覇達成! 侍J初の女性優勝監督誕生

台湾戦に登板した侍ジャパン女子代表・里綾実【写真:Getty Images】

侍ジャパン初の女性監督としてワールドカップ初采配を振るった橘田恵監督

 侍ジャパン女子代表は8月31日(日本時間9月1日)、第8回WBSC女子野球ワールドカップ(米国フロリダ)の決勝で台湾と対戦。6-0で破り、前人未到のワールドカップ30連勝と6連覇を達成した。

 日本は初回。2死三塁から4番・川端友紀内野手(埼玉アストライア)が投手強襲のタイムリー内野安打で先制に成功すると6番・阿部希内野手(ハナマウイ)の中前適時打でこの回2点を奪った。2回は2死一、三塁から3番・三浦伊織外野手(京都フローラ)の左前適時打で1点を追加した。

 さらに4回にも相手のエラー、3番・三浦の中犠飛、4番・川端の左前タイムリーで3点を奪い大量リードを奪った。

 先発は2大会連続MVPを獲得している里綾実投手(愛知ディオーネ)。今大会すでに2勝を挙げているエースは、4回まで毎回走者を許しながらも粘りの投球でスコアボードに「0」を並べた。5回はこの試合、初の3者凡退に抑え5回6安打無失点の好投で降板した。

 6回からは2番手に田中露朝(尚美学園大)がマウンドに上がり2イニングを無失点。日本は完封リレーで台湾打線を封じた。

 これで日本は開幕から無傷の9連勝で完全優勝を達成。侍ジャパン初の女性監督としてワールドカップ初采配を振るった橘田恵監督は侍J初の女性優勝監督となった。(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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