【MLB】田中将大、7回1失点の快投で10勝目の権利 ピンチで三振斬りにファン総立ち

タイガース戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

7回のピンチを連続空振り三振で脱出、5年連続2桁勝利の権利持ち降板

 ヤンキースの田中将大投手は1日(日本時間2日)、本拠地タイガース戦に先発し、7回7安打1失点6奪三振1四球と好投。5年連続2桁勝利となる10勝目の権利を持ってマウンドを降りた。初回に大ピンチを迎えるも、1失点に抑えると、5回に打線が逆転。田中は7回に再びピンチを迎えたが踏ん張り、地元ファンからスタンディングオベーションを浴びた。

 田中は初回、先頭マトゥック、アドゥッチ、カステラノスに3連打を浴びて無死満塁とされると、マルティネスにレフトへの犠飛を打たれ、先制を許す。しかし、グッドラムは空振り三振、ロドリゲスは左飛に打ち取り、最少失点で切り抜けた。

 2回はグレイナーを遊ゴロ、ジョーンズを左飛、ルーゴを右直で3者凡退。3回はマトゥックを左飛、アドゥッチを空振り三振に仕留めたが、カステラノスは四球。それでも、マルティネスは二飛を打ち取る。4回は先頭グッドラムに右前打、ジョーンズはバントで1死二塁とされたが、グレイナーを三ゴロ、ジョーンズを見逃し三振に仕留めた。

 5回はルーゴを遊ゴロ、マトゥックを空振り三振の後、アドゥッチはセンター前ヒットも、カステラノスは一ゴロと、ここも無失点。すると、その裏に先頭アンドゥハーが四球を選び、1死からトーレスが2ラン。4回まで走者を1人も出せていなかったヤンキースだが、チーム初ヒットが逆転2ランとなった。

 リードをもらった田中は6回、マルティネスを中飛、グッドラムを遊ゴロ、ロドリゲスを左直と2度目の3者凡退に抑える。7回はグレイナーに二塁打、ジョーンズに中前打を浴び、盗塁も許して無死二、三塁の大ピンチも、ここから本領発揮。ルーゴを一ゴロに打ち取ると、マトゥックはスプリットで空振り三振。そして、最後はアドゥッチを空振り三振に仕留めてリードを守り、ヤンキースタジアムはスタンディングオベーションに包まれた。

 田中はここで降板。96球を投げてストライクは67球。防御率は3.83となった。(Full-Count編集部)

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