松前街道で大名行列 本年度閉校の平舘小

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 本年度で閉校する青森県外ケ浜町の平舘小学校(田中直樹校長)は1日、江戸時代の参勤交代を模して旧平舘村(現外ケ浜町)の松前街道を練り歩く恒例行事「松前街道を歩こう」を行った。全校児童22人や教職員、保護者ら約60人が大名行列を再現。学校を支えてきた住民に感謝の荒馬踊りを披露しながら5キロ超の道のりを踏破、母校の思い出をまた一つ胸に刻んだ。

 今年は同小を卒業した平舘中の生徒も特別参加。代官姿の田中校長を先頭に野田地区を出発した行列は、太鼓と笛で囃子(はやし)を奏でながら街道を進んだ。児童たちは数カ所で、野田地区に伝わる荒馬踊りを原形にした「平小(ひらしょう)荒馬」を披露。威勢の良い舞に、沿道の住民が大きな拍手を送った。

 児童たちは長い道のりに弱音を吐かず、ゴールの「道の駅たいらだて(通称Oh!だいば)」に到着、荒馬で元気に締めくくった。6年生の木浪帝十(たいと)君は「疲れたけど、地域の人が笑顔になってくれたので、元気をもらった」、5年生の木村琉人君は「学校が無くなっても続いてほしい」と話した。

 平舘小は来年度、蟹田小に統合される。平小荒馬を含む恒例行事の今後は未定。田中校長によると、存続を願い、関係者と協議するという。

街道沿いの住民たちに「平小荒馬」を披露する児童たち
松前街道を練り歩く平舘小の児童や平舘中の生徒たち