石木ダム反対住民 工事阻止行動支援 長崎の市民団体が総会

 県と佐世保市が東彼川棚町に計画している石木ダム建設事業に反対する長崎市の市民団体「石木川の清流とホタルを守る市民の会」は2日、同市内で総会を開き、住民の工事阻止行動を支援することや街頭宣伝活動の強化などの運動方針を確認した。
 同会は2011年に長崎市近郊の市民が設立。総会には会員ら約30人が出席。同会の代表世話人の一人で、長崎大環境科学部の戸田清教授は「不必要な公共事業をなくすために反対世論を高める努力が必要」と訴えた。
 参加者からは、定期的な反対集会の開催や、ダム建設予定地の人々の暮らしを描いたドキュメンタリー映画の上映などを通し、「一般の人の支援につなげるやり方を探るべきだ」などの意見が出た。

運動方針を確認した総会=長崎市魚の町、市民会館

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