漫画家デビュー、熊本から 「月刊コミックゼノン」出版社 熊本市に編集分室、開設へ

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「編集部の分室開設で新たな才能を発掘したい」と話すコアミックスの堀江信彦社長=東京・吉祥寺

 「月刊コミックゼノン」を発行する漫画出版社コアミックス(東京)が、10月末にも熊本市中央区の鶴屋百貨店に編集部の分室を開設する。漫画家志望の若者が九州一円から集う場とし、スタッフが指導。作品の持ち込みも受け付け、漫画家育成の拠点施設とする。

 同社の堀江信彦社長(63)は熊本市出身で、「週刊少年ジャンプ」の元編集長。「シティーハンター」や「北斗の拳」などのヒット作を手掛け、653万部の最高部数を達成後に独立した。

 分室の名称は「コアミックスまんがラボ」で、同百貨店ウイング館7階の約120平方メートル。大型モニターで東京・吉祥寺の編集部とつなぎ、原稿を見てもらったり、アドバイスを受けたりできるようにする。スタッフが常駐し、最新のデジタル漫画制作機材も設置。週末にはプロによる講座なども開く予定。

 同社は漫画による熊本地震の復興支援や地域活性化に力を入れており、今月17~19日には高森町で「くまもと国際マンガCAMP[キャンプ]」を実施。海外から招いた漫画家志望の約50人が原哲夫さんや北条司さんら日本の有名漫画家と交流するほか、地元小学生向けの漫画教室なども開く。

 「今は漫画家や志望者が東京に集まっているが、通信環境の発達によって地方にいながらにしてデビューできる時代になった。若者たちに部活やサークルの部室のように活用してもらいながら、新たな才能を発掘したい」と堀江社長。「漫画の力で古里を元気にしたい」と意気込んでいる。(久間孝志)

(2018年9月3日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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