有望株リードフォーリー 7回10Kの快投で嬉しい初勝利

【ブルージェイズ6-1マーリンズ】@マーリンズ・パーク

ブルージェイズ期待の有望株右腕、ショーン・リードフォーリーがメジャー3度目の先発登板にしてようやく嬉しいメジャー初勝利をマークした。初登板は5回3失点ながら打線の援護に恵まれず、2度目の先発では5回途中8失点(自責点6)でノックアウトされていたリードフォーリーだが、この試合では見違えるようなピッチングを披露。5回裏二死満塁の場面でJTリドルに四球を与えて1点こそ失ったものの、得点圏に走者を進めたのはこのイニングだけであり、7回101球を投げて被安打4、奪三振10、与四球1、失点1という快投を見せた。打線は3本の犠牲フライとテオスカー・ヘルナンデスの19号3ランでリードフォーリーを援護。勝利したブルージェイズは敵地でのマーリンズ3連戦を2勝1敗で終えた。

ブルージェイズのジョン・ギボンズ監督は「彼は見事だったね。ボールに威力があった。今まで見たなかで一番のピッチングだったよ」とリードフォーリーの快投を絶賛した。「低めにボールを集めることができていたし、内角と外角をどちらも使うことができていた。変化球も良かったね。7イニングを投げてくれたのも良かったよ」とギボンズ。2014年2巡目(全体49位)指名でプロ入りしたエース候補がようやく本領を発揮した一戦となった。リードフォーリー自身は「押し出しで点を与えしまうのは情けないよ」と唯一の失点であるリドルへの押し出し四球を反省。しかし、「それ以上点を与えずにイニングを終わらせるのが僕の仕事だった」との言葉通り、ブライアン・アンダーソンを空振り三振に仕留めて最少失点でピンチを凌いだのは見事だった。

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