ピスコッティ2本塁打5打点の活躍 アスレチックス快勝

【マリナーズ2-8アスレチックス】@オークランド・コロシアム

ワイルドカード争い2位のアスレチックスと同3位のマリナーズによる直接対決4連戦の最終戦は、スティーブン・ピスコッティが2本塁打と犠牲フライで5打点を叩き出す活躍を見せたアスレチックスが8対2で快勝。4連戦を2勝2敗で終え、マリナーズとのゲーム差を再び5.5に広げた。アスレチックスは1点ビハインドの5回裏にピスコッティの20号ソロで同点とし、6回裏にはマーカス・セミエンとジェッド・ラウリーのタイムリー、ピスコッティの犠牲フライで4点を勝ち越し。3点差に迫られた直後の8回裏にはピスコッティの21号3ランでトドメを刺した。先発のエドウィン・ジャクソンは6回3安打1失点の好投で今季5勝目(3敗)をマーク。17年ぶりのポストシーズン進出を目指すマリナーズにとっては痛い敗戦となった。

好投したジャクソンは「今日は絶対に勝たなければならない試合だった」と試合を振り返った。マリナーズ4連戦の最初の3試合を1勝2敗で終え、最終戦に敗れればマリナーズとは3.5ゲーム差。そうなれば追う立場のマリナーズに勢いをもたらす結果にもなりかねない状況だっただけに、ピスコッティも「もう9月だし、5.5ゲーム差と3.5ゲーム差では大違いだからね。全試合が重要だけど、今日の勝利は特に大きいよ」と言葉に力をこめた。レギュラーシーズンは残り25試合ほどとなり、地区首位のアストロズとは2.5ゲーム差。マリナーズのポストシーズン進出が厳しくなってきたことを考えると、アスレチックスの今後の目標はアストロズを上回っての地区優勝ということになりそうだ。

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