レイズがインディアンスに勝ち越し 今季最多の貯金10

【レイズ6-4インディアンス】@プログレッシブ・フィールド

アスレチックスとマリナーズがワイルドカードの2枠目を争っているア・リーグだが、レイズはそれを三つ巴の争いに持ち込むことをまだ諦めていない。ブランドン・ロウの3号ソロとC.J.クロンの26号ソロで4回までに2点を先行したレイズは、7回表に3本のタイムリーで4点を追加。その後2点差まで追い上げられたものの、6対4で逃げ切り、ア・リーグ中部地区の首位を独走するインディアンスとの3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。これで日本時間8月20日以降は11勝2敗。レギュラーシーズン残り26試合という状況でワイルドカード2位のアスレチックスとは8ゲーム差となっている。

ウィルソン・ラモス、アデイニー・エチャバリア、ディナード・スパン、クリス・アーチャー、ネイサン・イバルディといった主力選手を次々に放出し、ポストシーズン進出を諦めたかに思われたレイズだが、若手選手の活躍もあり、予想外の快進撃で貯金は今季最多の10に。この試合でもロウが3号ソロを含む3安打3打点、2番手のライアン・ヤーブローが5回2安打1失点で今季13勝目(5敗)と新人選手が見事な活躍を見せた。「自分たちはまだワイルドカード争いのなかにいる、とクラブハウスの全員が思っているよ」と語ったのはヤーブロー。ケビン・キャッシュ監督は「選手たちはこれ以上求めるものがないくらいに頑張っている」と選手たちを称え、「我々は勝つために戦っているんだ」とワイルドカード争い参戦に意欲を見せた。

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