【病院中毒死】横浜地検、元看護師を鑑定留置

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 横浜市神奈川区の旧大口病院(現・横浜はじめ病院)で2016年9月に起きた点滴殺人事件で、横浜地検は3日、入院患者3人への殺人容疑で逮捕、送検された同院の元看護師久保木愛弓容疑者(31)の精神鑑定を実施するため、鑑定留置を開始したと明らかにした。期間は12月3日までの3カ月間。

 地検によると、鑑定は専門医が行い、同容疑者の事件当時の精神状態を調べる。地検は、鑑定結果を基に同容疑者の刑事責任能力の有無や程度を確かめ、起訴の可否を判断する。

 同容疑者は同院4階に入院していたいずれも当時88歳の男性2人と、当時78歳の女性の体内に消毒液を混入させて殺害したとして、殺人容疑でこれまでに3度逮捕されている。

 捜査関係者によると、3人と同時期に死亡した入院患者の男性=当時(89)=の遺体からも消毒液に含まれる界面活性剤の成分が検出された。また、同容疑者が他の複数の患者に消毒液を混入させたことを認める供述をしていることから、神奈川署特別捜査本部は鑑定期間中も捜査を継続し、事件の全容解明を進める。

事件の起きた旧大口病院=横浜市神奈川区