【自民総裁選】甘利氏、安倍陣営に「広範な理解得られた」

 自民党総裁選(7日告示―20日投開票)で連続3選を目指す安倍晋三首相(総裁)の陣営は3日、選対本部の発足式を東京都内のホテルで開いた。事実上の総決起集会。

 選対本部の事務総長に就いた甘利明元経済再生担当相(衆院神奈川13区)が「安倍晋三なくして国内外の政治は立ちゆかなくなると国民に理解してもらう戦いだ」とボルテージを上げた。

 甘利氏は集会後、代理出席を含め国会議員346人が出席したことを記者団に明かし、「予想よりも多かった。広範な理解が得られつつあることは大変ありがたい」と手応えを語った。その上で、安倍氏の実績に触れ、「国際政治の中でのプレゼンス(存在感)は恐らく戦後最大だ。国際的な評価を選挙戦を通じて訴えていきたい」と強調した。

 陣営は集会後に都道府県ごとの責任者を集めた会合を開催。神奈川県内からは甘利氏、鈴木馨祐氏(7区)、坂井学氏(5区)が出席し、党員名簿の分配など事務手続きを確認した。

 県内の同党国会議員は、態度を表明していない小泉進次郎筆頭副幹事長(11区)を除き19人が安倍氏支持に回っている。

安倍首相(中央)陣営の総決起集会で力強く拳を上げる甘利氏(左端)ら=3日午後、東京都内

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