元セリエA得点王が3戦不発のロナウドを擁護「イタリアでは彼でさえも批判してしまうが……」

現役時代イタリアの「重戦車」と呼ばれ、ゴールを量産してきたヴィエリ氏 photo/Getty Images

かつてセリエAの得点王を獲得したイタリアのレジェンドが、新天地で苦しむポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドについて言及している。

今夏の移籍市場で、レアル・マドリードからユヴェントスへ移籍したロナウド。開幕戦から3試合連続でフル出場を果たし、計20本以上のシュートを放つも、未だセリエA初ゴールを挙げられていない。チームの指揮官を務めるマッシミリアーノ・アッレグリ監督やOBなど、33歳にして新たな挑戦を決断したスーパースターを擁護する者もたくさんいる一方で、現地紙などでは早くも厳しい評価がつけられている。ただ、ヴィエリ氏は前者のようだ。

インタビューでロナウドについて聞かれたヴィエリ氏は「彼について議論するならば、私は立ち上がってここを去るよ。彼のことはそっとしておくべきだ」と述べつつも「イタリアでは彼でさえも批判してしまうが、私が思うに何も問題はない。いつだって多くのゴールを奪ってきたんだからね。彼はゴールを望んでいるだろうし、運さえあれば3試合で5つのゴールを奪っていたかもしれない。要は、チャンスはあったが、ボールが(ゴールに)入りたくなかっただけだ」とコメント。伊『Gazzetta dello Sport』などが伝えている。

そして「ユヴェントスは彼が得点できる位置を学んでいかなければならないし、彼自身も模索しなければならない。ただ、まだたったの3試合だ。彼は多くのチャンスがあった。いつだってそこ(チャンスの場所)にいるし、我々も彼が最強の選手だとわかっている。遅かれ早かれ、ボールはゴールに入るだろう」と述ベており、ヴィエリ氏は待望の初ゴールとゴール量産は時間の問題であるとの見解を示している。次節こそ、ロナウドに待望のセリエA初ゴールは生まれるのだろうか。

© 株式会社FACTORIES