東西南北

 1日から本格的に大統領選の政見放送がはじまり、世間の注目を集めはじめた。強烈なインパクトを残したのは、結局、ルーラ氏を使った放送が出てしまった労働者党(PT)のものだが、いざ放送がはじまってしまうとやはり、持ち時間で印象がだいぶ違う。時間が長いアウキミン氏やメイレレス氏はやはり目立つし、短時間で反ルーラを訴えたアルヴァロ氏も印象的だった。逆に、これまでは種々の発言で話題を集めたボウソナロ氏やシロ氏は短時間ということもあり、話題作りとまでは行かなかった。今回の選挙はネット戦でも話題だが、現時点では企業家出身の新人候補アモエド氏がかなりの人気を呼び始めているとか。これらは今後どうなるか。

     ◎

 2日夜に発生したリオの国立博物館の火災は、国際的な惨事として話題を呼んだが、とりわけブラジル国民のショックは大きなものだった。これに関するネットでの報道に対して行われた書き込みも、ひたすら悲しむものが多い。時節柄、これを特定の政府や政治家のせいにして大統領選を煽ろうとするものもないではないが、それも今ひとつ盛り上がらない。今はただ、帝国としての独立よりも、歴史のある「ふるさと」のような博物館をそっと悼みたいところか。

     ◎

 2日のサッカーの全国選手権。首位サンパウロは本拠地モルンビでのフルミネンセ戦で、ベテランのエース、ジエゴ・ソウザが退場になるピンチを迎えるも、粘り強く戦い、1―1で引き分け。だが、2位のインテルナシオナルもクルゼイロと0―0で引き分けたため、依然、首位安泰。勝ち点差も3のままだ。

 

 

 

 

 

 

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