北口氏の責任追及を決議 9月定例熊本市議会が開会

9月定例熊本市議会初日の3日、復職後初めて公の場に姿を見せた北口和皇氏=熊本市中央区

 9月定例熊本市議会は3日開会し、14億697万円を追加する2018年度一般会計補正予算など49議案(予算5、決算6、条例8、その他30)を上程した。市議に復職した北口和皇氏に対し、不当要求問題の責任追及を続ける決議案も議員提案され、同日可決した。

 地方自治法の兼業禁止規定に違反したとして市議会が3月に議決した北口氏の失職は、蒲島郁夫知事による7月の裁決で取り消された。

 決議案は「裁決見直しを求める申し入れに、誠実な回答がされたとは到底言えない」と知事を批判。「裁決によって(北口氏の)不当要求と市議会による3度の辞職勧告の重みが軽んじられるものではない」として北口氏の責任追及を続けるほか、全議員で市政の信頼回復に努めるとした。

 補正後の一般会計の総額は3691億7469万円。補正予算のうち熊本地震関連は4億6451万円で、熊本城の復旧工事費3億3300万円や、ペットを認める災害公営住宅の用地取得費9780万円など。市の施設や学校、民間の危険なブロック塀の撤去や詳細調査には5億6478万円を充てる。

 定例会は28日までの26日間。一般質問は、5、6、7、10日。(酒森希)

【北口氏一問一答】「議会がきちんと審議していたら…」

 熊本市議に復職後、初めて公の場に姿を見せた北口和皇氏は3日、市議会棟などで報道陣の取材に応じ、失職の議決をした市議会を批判した。主なやりとりは次の通り。

 -復職後、初の議会です。

 「私の主張を(県知事に)受け入れてもらった。市民からも多く声を掛けてもらった。市民が抱える問題を代弁することを命懸けでやってきた。今後も市民の声を受け止め、市政に反映していく」

 -一時、連絡が取れない状態でした。

 「農作業中にハチに刺され、驚いて携帯電話を投げ飛ばしたら、水たまりに落ちた。代替の携帯も雨に濡れて使えなくなった」

 -失職を議決した市議会に対しては。

 「市議会での弁明が県知事の裁決で認められた。市議会がきちんと審議していたら(議決という)暴走はなかったのではないかという声が、県職員にはあったと聞く」

 -市議会は3日、市政に対する不当要求の責任追及を続けると決議しました。

 「市政治倫理審査会から議員辞職勧告が出た時、県に不服申し立てをしたが、受理されなかった。職員に対して辛辣[しんらつ]な意見を言ったことは反省すべきと思う。ただ、なぜ私だけなのか。不思議だ」

(2018年9月4日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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