パイレーツ・ウィリアムス再び好投 後半戦防御率0.72

【レッズ1-5パイレーツ】@PNCパーク

後半戦に入って安定感抜群のピッチングを続けているパイレーツのトレバー・ウィリアムスがまたしても好投。7回途中まで101球を投げて被安打5、奪三振4、与四球1、無失点という安定したピッチングで今季12勝目(9敗)をマークし、後半戦の防御率は0.72まで向上した。初回にアダム・フレイジャーの8号ソロで先制したパイレーツは、6回裏にグレゴリー・ポランコの23号2ランでリードを3点に広げ、7回裏にはフレイジャーのタイムリーで2点を追加。8回表に3番手のカイル・クリックがスクーター・ジェネットに20号ソロを浴びたものの、レッズの反撃をこの1点のみに抑え、5対1で快勝した。

ウィリアムスの防御率は日本時間7月7日の登板を終えた時点で4.60だった。しかし、前半戦の最終登板で5回無失点の好投を見せると、後半戦に突入してからも好調を維持。直近9先発では防御率0.66という驚異的な数字をマークしており、シーズン通算の防御率は4.60から3.15(リーグ9位)へと大幅に向上した。「メジャーの舞台で投げられる能力があること、そしてメジャーの舞台で成功体験を積んできたことが自信になっている。だから良い球を投げることができているんだ」とウィリアムス。メジャー生活3年目に突入し、苦しみながらも様々な経験をしてきたことが、現在のウィリアムスの活躍を支えているようだ。ジェイク・アリエタ(フィリーズ)がカブス時代の2015年に後半戦防御率0.75をマークしたが、それを凌ぐ防御率をマークしているという事実が、ウィリアムスの驚異的な活躍ぶりを物語っている。

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