ワイルドカード首位攻防3連戦はアスレチックスが先勝

【ヤンキース3-6アスレチックス】@オークランド・コロシアム

ワイルドカード争いの先頭を走るヤンキース(ア・リーグ東部地区2位)と、それを4.5ゲーム差で追うアスレチックス(ア・リーグ西部地区2位)による3連戦。その初戦は2回裏にマット・チャップマンのタイムリー二塁打で勝ち越したアスレチックスが5人のリリーバーによる無安打無失点リレーで3点のリードを守り抜き、6対3で勝利した。アスレチックス先発のトレバー・ケーヒルは2回表にルーク・ボイトに7号同点2ランを浴びたものの、5回3失点(自責点2)と先発投手として最低限の役割を果たし、今季6勝目(3敗)をマーク。ヤンキースとアスレチックスのゲーム差は3.5に縮まった。

アスレチックスのボブ・メルビン監督は「今日はとてもお客さんが多かったね。とても大きな力になるよ」と4万人を超える大観衆が詰めかけた一戦を振り返った。閑古鳥が鳴くことも少なくないオークランド・コロシアムだが、チームの快進撃とともにファンの熱気が高まっているのも事実。ワイルドカード争いで首位に立ち、ワイルドカード・ゲームを本拠地で開催することになれば、さらなる大観衆がアスレチックスの選手たちに力を与えることだろう。もちろん、ア・リーグ西部地区首位のアストロズとは2.5ゲーム差であり、アスレチックスの選手たちは地区優勝を諦めていない。オークランドに「熱い秋」を取り戻すために、アスレチックスはレギュラーシーズンの残り23試合を戦い抜く。

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