時津町 全小中校にエアコン 工事設計費を計上

 長崎県西彼時津町は4日、時津町立小中学校全6校の普通教室などへ、できるだけ早期にエアコンを設置する方針を明らかにした。吉田義徳町長が、同日開会した定例町議会の一般質問で答弁。エアコンの設置工事設計費1700万円を一般会計補正予算案に盛り込んだ。
 新井政博議員らの質問に答えた。それによると同町は2016年度、1教室当たり3台の扇風機を設置。当時からエアコン導入も視野に、教室内の温度などを測定してきた。その結果、7月の6校平均室温は昨年の30・1度に対し、今年は31・5度に上昇。34度以上を記録した教室(延べ数)は昨年3教室に対し、今年は114教室。最高は38度だった。
 時津町は6月からエアコン設置に向けて協議。8月上旬、国に補助の要望申請をするなど準備を進めてきたという。町教委教育総務課によると事業費は概算で3億2千万円。
 定例時津町議会は会期を4日から21日までの18日間と決め、総額9600万円の一般会計補正予算案など20議案を上程。同予算案には、ほかに▽町立時津東小のブロック塀改修工事費130万円▽海洋センタープール改修工事費4100万円-などを計上した。
 一般質問は4~6日に計12人が登壇する。

© 株式会社長崎新聞社