横須賀港上半期輸出額 前年同期比1.5倍に

 横浜税関横須賀税関支署がまとめた、ことし上半期(1~6月)の横須賀港の貿易概況によると、輸出額が前年同期の約1・5倍に伸びた。米国向けが回復するなど、自動車が好調だったのが主な要因。

 輸出額は779億円で、前年同期に比べて45・5%増額した。輸出全体の7割超を占める自動車は、前年同期比50・1%増の571億円。北米での販売が好調で、米国向けが同42・0%増と伸び、半減した中国向けをカバーした。

 輸入額は204億円で、同7・9%増だった。

 自動車が99億円でトップだったが、円高の影響や製造工程の合理化で1台当たりの単価が安くなり、前年同期に比べて14・6%減った。

 国・地域別の貿易額上位は、輸出が米国、ポルトガル、中国。輸入はタイ、米国、台湾の順だった。

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