笑顔でいること 水泳・水上真衣選手

笑顔がトレードマークのパラ水泳、水上真衣選手。

2017年には50、100m自由形運動機能障害(S8)クラスで日本記録を更新。今年2018年にはアジアパラ強化指定選手に選出され、2020年東京パラリンピックに向けて、夢をつかもうとしている期待の若手だ。 

水泳を始めたのは2歳の時。新生児期脳梗塞による右片まひで、リハビリのためだった。泳いでいる姿は一見、どこに障害があるのか分からない。しかし、実は右足はバタ足ができず、右手の指先も動かせないため水をかくことができない。

速くなるための課題は「右と左のバランス」をいかに取るか。自由に動かすことができる左を強化するのか、それともまひのある右側を鍛え、補うのか――

毎日4500mを泳ぎ、週3日は陸上のトレーニングを行っているが、勝つために最も必要な要素は、精神面の向上だという。そのためには「笑顔でいること」。元気で明るくよく笑う水上選手の周りはいつも笑顔が絶えない。

しかし、中学生の頃はいじめを受けたこともあり、障がいを隠していた時期もあったという。そんな彼女は、いつから笑えるようになったのか? なぜ笑うのか? 彼女の見つめる、その先の自分とは――

 


 水上 真衣(みずかみ・まい)

1994年10月生まれ 23歳

水上真衣選手 (水泳)

東京都出身 東京ガス人事部人材開発部室所属。

新生児期脳梗塞による右片まひで、リハビリのために2歳から水泳を始める。2008年、中2から競技としての水泳に取り組み、2009年のアジアユースパラゲームズ(東京)に最年少選手として出場。50、100m自由形、100m平泳ぎの3種目で金メダルという成績でデビュー。以降、国内外の大会で数々のメダルを獲得。2017年には50、100m自由形で日本記録を更新。2018年、アジアパラ強化指定選手に選出される。

2017年4月から東京ガスに入社。水泳と仕事を両立させながら、2020年東京パラリンピックを目指している。

PARA☆DO!
フジテレビパラスポーツ応援プロジェクト

PARA☆DO! ポータルサイト
Twitter
Facebook

© 株式会社フジテレビジョン