先日、リヴァプールがスローイン専門のコーチを“補強”したことが話題になった。
招聘されたのは、42歳のデンマーク人トマス・グラネマーク氏。FCミッテュランなどでの指導経験もあるスローインの専門家だ。
『BBC』によれば、すでにリヴァプールでも違いを作り出しているという。
イアン・ライト(元イングランド代表FW、現解説者)
「(リヴァプールDF)ジョー・ゴメズが本当にいいスローをするのを見た。以前にはやっていなかったよ。
彼(グラネマーク)が何かを教えたようだ。リヴァプールは恩恵を受けるだろうと言わなきゃならない」
トマス・グラネマーク
「世界で最も奇怪な仕事だと分かっているよ。
(自分の仕事は)リヴァプールを第2のストークにすることではない」
「もし自分が(相手)DFなら、ゴメズのスローインを受けたくはないね。
一般的に言って、リヴァプールにスローインはさせたくないだろう。
リヴァプールがロングスローを多用することになるとは言っていない。
だが、いつそれをやるかは決して分からないはずさ」
ユルゲン・クロップ(リヴァプール監督)
「正直、スローインコーチなんて聞いたこともなかった。
トマスのことを聞いた時、彼に会いたくなった。そして、彼に会ったら、彼を雇いたくなった」
かつてのストークはロリー・デラップのロングスローを武器としたが、グラネマーク氏はそういうことを狙っているわけではないという。
ただ、彼が指導したFCミッテュランはELの舞台でスローインを確かな武器としていた。リヴァプールは今季のCLでナポリやPSGと戦うが、果たして…。