【セリエA】ユベントス強し!ロナウド不発も開幕3連勝

2日にセリエA第3節が行われ、昨季王者のユベントスが昇格組のパルマとアウェイの地で対戦した。

開幕から連勝と安定した強さを持つユベントス。新加入のクリスティアーノ・ロナウドが初ゴールを挙げることができるか期待が高まった。一方のパルマは昨シーズンの八百長疑惑から今季は勝ち点-5からという減点処分を受ける苦しいスタートをとなった。

総合力で勝るユベントスは、開始早々からいきなり仕掛ける。右サイドからファン・クアドラードが右足でクロスを送ると、ファーサイドから走り込んだマリオ・マンジュキッチがヘディングシュートを放つ。ルーズボールを再び反応したマンジュキッチが右足で押し込み、早々とユベントスが先制に成功する。点差をつけて余裕が生まれたかに見えたが、ここからホームのパルマの猛反撃に遭う。今シーズン加入したジェルビーニョが素早いドリブルで何度もユベントスのDF陣を脅かすと、33分に左サイドのクロスから最後はジェルビーニョに詰められ、パルマに同点に追い付かれてしまう。

前半は終始ジェルビーニョに翻弄されていたユベントスだったが、後半は王者たる風格を見せつける。高い位置でキープできるロナウドやマンジュキッチを起点に、攻撃に厚みを加えジェルビーニョを完全に前線で孤立することに。パルマの反撃の目を封じると、58分に見事な連係から抜け出したブレーズ・マテュイディがペナルティエリア左から強烈な左足を振り抜き、貴重な勝ち越しゴールを挙げる。その後は持ち前の守備力が機能し相手を寄せ付けず2-1で試合終了。ロナウドに得点はなかったものの、開幕から3連勝を飾った。

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