8月の表彰選手が発表 最優秀新人はアンドゥハーとアクーニャJr.

日本時間9月5日、8月の表彰選手が発表され、月間最優秀選手にJ.D.マルティネス(レッドソックス)とジャスティン・ターナー(ドジャース)、月間最優秀投手にブレイク・スネル(レイズ)とコール・ハメルズ(カブス)、月間最優秀新人にミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)とロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、月間最優秀救援投手にエドウィン・ディアス(マリナーズ)とヘクター・ネリス(フィリーズ)がそれぞれ選出された。

マルティネスは26試合に出場して打率.373(102打数38安打)、7本塁打、25打点、OPS1.139の好成績を残し、ダイヤモンドバックスでプレイしていた昨年9月以来自身2度目の月間MVP受賞。現在、打率と本塁打でリーグ2位、打点でリーグ1位にランクインしており、三冠王誕生の可能性を残している。ターナーは25試合に出場して打率.402(97打数39安打)、6本塁打、20打点、OPS1.213という素晴らしい成績をマーク。熾烈な地区優勝争いを繰り広げるチームにおいて、打線の軸として活躍し、自身初の月間MVPに選出された。

スネルは5試合に先発して4勝0敗、防御率1.04と安定感抜群のピッチングで自身初の月間最優秀投手に選出された。防御率2.02はリーグ2位、17勝はリーグ1位タイの好成績となっており、投球イニング数が物足りないため受賞は難しいと思われるものの、サイ・ヤング賞候補の一人に挙げる声も聞こえるようになっている。レンジャーズからカブスへ移籍したハメルズは6試合に先発して4勝0敗、防御率0.69とほぼ完璧なピッチング。ナ・リーグ中部地区の首位を走るチームに大きく貢献し、自身初の月間最優秀投手に選出された。

アンドゥハーは30試合に出場して打率.320、10本塁打、29打点、OPS.967という見事な活躍を見せ、6月に続いて自身2度目の月間最優秀新人受賞となった。一方のアクーニャJr.も30試合に出場して打率.336、11本塁打、21打点、OPS1.103と素晴らしい成績を残し、月間最優秀新人を初受賞。8月の活躍により成績を大幅に向上させた両選手は、MLB公式サイトの記者投票において新人王の最有力候補に挙げられている。

ディアスは11試合に登板して10セーブ、防御率1.64をマーク。4月、6月、7月に続いて今季4度目の月間最優秀救援投手に選出され、メジャー記録(2008年フランシスコ・ロドリゲスの62セーブ)に迫るペースでセーブを積み重ねている(現在52セーブ)。ネリスは10試合に登板して9イニングを投げ、防御率0.00、20奪三振と支配的なピッチングを展開。今季は開幕から不振が続き、2度のマイナー降格を経験したものの、完全復活を遂げ、自身初の月間最優秀投手に選出された。

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