台風から変わった低気圧 次第に遠ざかるが、強風や高波に注意

5日(水)午前11時10分現在の衛星画像

 台風21号は温帯低気圧に変わったが、北海道はきょう昼前まで低地の浸水に警戒し、強風や高波に注意が必要だ。東日本から西日本では、これまでの大雨により土砂災害や河川の増水に注意が必要となる。
 台風21号はきょう午前9時に間宮海峡で温帯低気圧に変わり、1時間におよそ75キロの速さで北へ進んでいる。台風から変わった低気圧は今後、北海道から次第に遠ざかる見込み。

風と波に関する全般気象情報

強風・高波

 北海道の暴風のおそれはなくなったが、北海道日本海側北部の海上を中心に非常に強い風が吹き、しけとなっている。5日に予想される最大瞬間風速は、北海道で35メートル。5日に予想される波の高さは、北海道で5メートル。6日(木)かけて、強風や高波に注意が必要だ。

5日(水)午前11時の土の中の水分量 土の中の水分量が多いほど土砂災害が起きやすい

大雨

 北海道では5日昼前まで浸水に警戒し、土砂災害、河川の増水に注意が必要だ。西日本から北日本では、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所や増水している河川があるため、土砂災害、河川の増水に注意が必要となる。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に避難するなど安全確保に努めたい。

© 株式会社ウェザーマップ