オズーナ2発&モリーナ満塁弾 カージナルス連敗止める

【カージナルス11-8ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

リリーフ陣が安定感を欠くなか、カージナルスが一発攻勢で打撃戦を制し、連敗を3でストップした。2回表にマーセル・オズーナの17号ソロなどで4点を先制したカージナルスは、5回裏に投手陣が崩れて4失点。しかし、直後の6回表にオズーナ、ポール・デヨング、パトリック・ウィズダムにそれぞれソロ本塁打が出て3点を勝ち越した。2点リードで迎えた9回表にはヤディアー・モリーナがレフトスタンドへ17号グランドスラムを叩き込み、その裏のナショナルズの反撃を3点にとどめてなんとか逃げ切り。リリーフ陣には課題を残しつつも、大きな1勝を手に入れた。

マイク・マシーニーからマイク・シルトに監督が代わってからの戦いを支えていたリリーフ陣がここにきて再び安定感を失い、チームのアキレス腱となっているカージナルス。この試合では2点リードの7回裏を4番手のダコタ・ハドソンが無失点に抑え、5番手のドミニク・リオーンも8回裏を無失点に抑えた。ところが、続投したリオーンが9回裏一死一、三塁からアンソニー・レンドンにタイムリー二塁打を浴び、急遽マウンドに上がったジョン・ブレビアも二死二、三塁からライアン・ジマーマンに2点タイムリー二塁打を浴びて3点差。剛腕ジョーダン・ヒックスを投入してなんとか逃げ切ったものの、6点リードの最終回を締めくくるのに3人の投手を要する結果となってしまった。ワイルドカード圏内を維持しているとはいえ、無事にポストシーズン進出を果たすためにはリリーフ陣の立て直しが急務となりそうだ。

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