ミレーの美術館・山梨県立美術館がミレー作品を新たに購入・一般公開

 山梨県では、県立美術館開館40周年を記念して、このたび、ジャン=フランソワ・ミレーの作品「角笛を吹く牛飼い」を購入し、平成30年9月11日(火曜日)から同館が開催するコレクション展で一般公開を行うことになりました。

 同館は、ミレーの代表作「種をまく人」を昭和52年に収蔵して以来、身近な自然の美しさを主要なテーマにした「バルビゾン派」の作品、中でもミレーの作品を中心に継続的な作品収集を行い、「ミレーの美術館」として親しまれています。

今回の購入によりミレーの収蔵品は、70点となりました。

 今回購入した作品に描かれているのは、一日の終わりを迎えた牧人が牛の群れを笛の音で呼び寄せている様子です。自然との調和を保ちながら、ゆったりと日々の営みを送る人の姿は、現代に通じるメッセージを含んでいるようにも感じられます。

 ミレーは、19世紀のフランスの画家で、大地で労働する農民を威厳ある姿で描いた「農民画家」として知られています。画業後半には、豊かな風景表現が魅力的な作品を多く残しており、本作品は、この過渡期に描かれた作品である可能性を専門家から示唆されています。

 また、同館は、平成30年10月20日(土曜日)からは、40周年記念特別展として、「シャルル=フランソワ・ドービニー」展を開催します。

 ミレーと同じくバルビゾン派として知られる画家ドービニーは、芸術史の転換点を形成した印象派の先駆者とされています。

 アトリエを設けた舟で旅をしながら描く、独自の制作スタイルで知られ、河川や湖沼など、水辺の主題を得意としました。本展は、まだ広くは知られていないドービニーの画業に焦点を当てる、本邦初の機会となります。

 芸術の秋、40周年を迎える山梨県立美術館で、ミレーやバルビゾン派の絵画鑑賞をぜひお楽しみください。

ジャン=フランソワ・ミレー「角笛を吹く牛飼い」制作年不詳
シャルル=フランソワ・ドービニー「日の出、オワーズ河畔」1865年 ©RMN-Grand Palais/Thierry Le Mage/distributed by AMF

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