ドイツの7人に1人が会社を辞めたい 働く意欲が低下している社会人たち

世論調査会社ギャラップの調査によると、ドイツで働く会社員の7人に1人が会社を辞めたいと思っていることが明らかになった。また100人の従業員のうち、15%のみが仕事に熱心であることも判明。明確なビジョンを描けず、賞賛されることが少ないことが原因とみられる。

経営幹部に昇格するにあたり、専門分野で豊富な経験があることが重視される一方、リーダーシップの才能にはほとんど注意を払わない。幹部がチームに動機づけをする能力が欠けている場合、技術的能力はあまり役に立たないという。ただ上司の優れた仕事のおかげで意欲的になる会社員は59%ほどいて、上司に抱く印象は2年前よりも8%も改善。ドイツ連邦共和国労働安全衛生研究所によると、幹部は部下の能力を考慮した上で課題を与え、決定権の幅を広げることが大切だという。

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