核ごみ処分場、勉強の時 「適地」八代市で10月説明会

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 原発から出る核のごみの最終処分場について、原子力発電環境整備機構(NUMO)などは、住民と意見交換する「対話型全国説明会」を10月20日午後1時半から、八代市厚生会館で開く。全国を巡回する説明会だが、同市は一部が処分場候補地の適地とされており、市民からは心配や詳しい説明を望む声が上がっている。

 最終処分場は、放射性廃棄物を地下300メートル以深に埋める。火山からの距離などを考慮し、候補地となり得る場所を示した「科学的特性マップ」(昨年7月公表)では、日奈久断層帯の真上などを除く八代市沿岸部が「好ましい特性が確認できる可能性が相対的に高く、輸送面でも好ましい」とされた。全国で約900市区町村が同様の判定を受けた。

 同市福正町の元会社員、白濱馨さん(76)は「日奈久断層が走り、地下水を飲料水とする八代市が適地とは思えない。説明会で正確な情報を得たい」。通町の主婦(60)は「処分場が設置されれば地域のイメージは崩れる。行政も市民もしっかりと勉強する時期だと思う」と話した。

 市総務企画部は「市の一部が候補地に好ましいとされた以上は把握できておらず、今後、国の説明を聞くなど情報収集を図りたい」としている。

 説明会はNUMOと資源エネルギー庁主催で、8月までに都道府県庁所在地を一巡。今後は国民全体の関心を高めようと、不適とされた場所を含む全国各地で開くという。9~10月は八代を含む全国7市で予定する。

 NUMO広報部は「説明会の開催順は会場予約などの都合で決めている。適地とされた場所を重点的にするが、日程が早いからといって処分場立地の可能性が高いわけではない」と説明する。(益田大也、福田寿生)

(2018年9月6日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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