アルカンタラが7回無失点の快投 マーリンズ接戦制す

【フィリーズ1-2マーリンズ】@マーリンズ・パーク

マーリンズは2回裏一死一、三塁の場面でオースティン・ディーンの内野ゴロの間に先制し、4回裏にはディーンがセンターへのタイムリーを放って2点目。今季2度目の先発登板となったサンディ・アルカンタラは90マイル台後半の速球とスライダーのコンビネーションを軸とした力強いピッチングでフィリーズ打線を圧倒し、7回3安打無失点の快投で今季2勝目(0敗)をマークした。フィリーズは投手陣がマーリンズ打線をわずか4安打に封じる好投を見せたものの、打線が毎回のように走者を出しながらもチャンスを生かせず。8回表二死二塁からアズドゥルバル・カブレラのタイムリーで1点を返すのが精一杯だった。

ブレーブスと地区優勝争いを繰り広げるフィリーズを相手に、マーリンズは投打のルーキーが活躍し、2対1で勝利。本拠地でのフィリーズ3連戦を2勝1敗で勝ち越した。「打」のヒーローが2打点を叩き出したディーンなら、「投」のヒーローはもちろんアルカンタラ。昨年12月にマーセル・オズーナとの交換要員の一人としてカージナルスからマーリンズに加入し、今季初登板初先発となった日本時間6月30日のメッツ戦で初勝利(5回1失点)。9月に入って再昇格を果たし、今季2度目の登板となったこの試合でも7回無失点という見事なピッチングを見せた。今季マイナーでは22先発で6勝3敗、防御率3.90と目立った成績は残していないものの、素質は間違いなくエース級。メジャーでの2先発で2勝0敗、防御率0.75という数字が何よりの証である。

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