台風21号、非鉄大手も操業に影響

西日本、製錬・伸銅メーカーなど被害

©株式会社鉄鋼新聞社

 台風21号による暴風雨で非鉄金属メーカーの生産にも一部影響が出た。西日本を中心に製錬や伸銅、電線メーカーなどの複数の製造拠点で被害が確認されている。三菱マテリアルの堺工場(堺市西区)や三菱伸銅の三宝製作所(堺市堺区)のほか、古河電工の関西拠点でも操業に影響が出ている。

 製錬メーカーでは型銅や線材などを生産する三菱マテリアルの堺工場が浸水被害を受けた。現在復旧作業を進めているが操業再開の時期は未定。PPCの玉野製錬所(岡山県玉野市)は一時、停電の影響を受けたもののすでに通常操業に復帰している。住友金属鉱山は東予工場(愛媛県西条市)など、すべてのグループ関連拠点で被害がなかった。

 伸銅メーカーでは銅条や銅押出品を製造する三菱伸銅の三宝製作所が被害を受けた。現在被害状況を確認中だが、一部操業への影響が出ている。神戸製鋼所の長府製造所(山口県下関市)や神鋼メタルプロダクツ(北九州市門司区)などでは操業への影響は出ていない。

 電線メーカーではタツタ電線の大阪工場(大阪府東大阪市)が5日現在操業を停止して安全を確認中。古河電工では関西の複数の製造拠点で建屋の一部に被害。一部操業を止め生産ラインを確認している拠点もある。フジクラでは子会社のフジクラ物流西日本物流センター(兵庫県西宮市)でトラックヤードが冠水。出荷停止したが、きょう6日にも復旧予定。住友電工では大阪製作所(大阪市此花区)や伊丹製作所(兵庫県伊丹市)で建屋の一部が破損したが操業への影響はなし。サッシではYKKAPの北海道工場(北海道石狩市)が停電のため5日現在で操業を停止。不二サッシでは関西拠点で一時生産を見合わせた。