今夏インテルはアルゼンチンのラシン・クラブから期待の若手FWラウタロ・マルティネスを獲得するなど積極的な動きを見せ、前線の層は豪華なものとなってきた。ただ、その影響で1人の才能が忘れられているのではないか。
今年1月にブラジルのサントスにレンタル移籍しているガブリエウ・バルボサだ。ガビゴルの愛称で知られるバルボサは、マンチェスター・シティで活躍するガブリエウ・ジェズスとともにブラジルサッカー界の未来と期待されていたアタッカーだ。しかしインテルでは結果を出せず、現在は今年12月31日までの契約で古巣サントスにレンタル移籍している。
そのバルボサはここ4試合で5得点と勢いに乗っており、ひとまず古巣復帰で良い流れを取り戻しつつある。問題はインテルでの今後をどうするかだが、伊『FCInterNews』によれば帰りたくない気持ちもあるという。
バルボサは、「監督のクカは自信をくれたし、彼とはよく話をしている。僕が成長するうえで彼は重要な人物だと思う。インテルについては、戻りたいとは言えない。だけど契約がある。今はとてもサントスで幸せだし、今はクラブのことを考えている。まだ17試合あり、インテルに戻るかここに残るかを判断する時間がある」
欧州の環境やプレイスタイルが合わないというケースもあるため、インテルに戻って活躍できるかは微妙なところだろう。ジェズスとは大きく異なるキャリアとなっているが、ガビゴルの今後はどうなるのか。