首位カブスが被スイープを回避 2位と再び4ゲーム差に

【カブス6-4ブリュワーズ】@ミラー・パーク

ナ・リーグ中部地区首位のカブスは4回表にダニエル・マーフィーの10号ソロなどで4点を先制し、5回表と6回表にも各1点を追加。カーティス・グランダーソンの12号2ランなどでブリュワーズに2点差まで追い上げられたものの、細かな継投でリードを守り抜き、首位攻防3連戦の被スイープを回避した。打線では先制弾を放ったマーフィーが3安打1打点の活躍を見せたほか、ベン・ゾブリストも2本のタイムリーを放って3安打2打点と4番の働き。先発のホゼ・キンターナは7回途中2失点の好投を見せ、自己最多にあと1と迫る今季12勝目(9敗)をマークした。

敗れたブリュワーズのロレンゾ・ケインは「彼らをスイープできれば良かったけど、スイープはいつだって難しいものさ。特に相手が強いチームのときにはね」と首位攻防3連戦を振り返った。5ゲーム差でスタートした3連戦は、ブリュワーズが2勝1敗で勝ち越し。しかし、直接対決が残り3試合であることを考えると、カブスが被スイープを回避して4ゲーム差をキープしたのは上出来と言えるだろう。カブスのジョー・マドン監督は「私は全ての試合を平等に扱うようにしている。たとえ今日の試合に負けたとしても、それは1敗を意味するだけで、世界が終わるわけじゃないんだから」と自然体を強調。指揮官のそうした姿勢がカブスの安定した強さに繋がっているのかもしれない。

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