アスレチックス快勝 ワイルドカード首位攻防勝ち越し

【ヤンキース2-8アスレチックス】@オークランド・コロシアム

ワイルドカード争い首位のヤンキースと2位アスレチックスによる直接対決3連戦の最終戦は、1回表にヤンキースが二死満塁のチャンスで無得点に終わったのと対照的に、アスレチックスは1回裏に4安打とヤンキースバッテリーの4つのミス(2暴投と2捕逸)で4点を先制。その後も3回裏のスティーブン・ピスコッティの2点タイムリー、6回裏のマット・チャップマンのタイムリー二塁打などで追加点を奪い、6回終了時点で大量8点をリードした。アスレチックス先発のマイク・ファイアーズは7回表無死一塁からゲーリー・サンチェスに15号2ランを浴びたところで降板となったものの、7回途中2失点の好投で今季11勝目(6敗)をマーク。アスレチックスはワイルドカード首位攻防3連戦を2勝1敗で制し、ヤンキースとのゲーム差を3.5に縮めた。

アスレチックスはヤンキース先発のルイス・セベリーノの乱調にも助けられ、8対2で快勝。直近23カードで負け越しはわずか2度だけという快進撃を続けており、日本時間6月17日以降の50勝21敗は両リーグベストの成績である。ヤンキースとの直接対決に勝ち越し、レギュラーシーズン21試合を残して3.5ゲーム差。ワイルドカード・ゲームの本拠地開催に望みをつないだ形となった。また、アスレチックスは地区首位のアストロズとも3.5ゲーム差となっており、地区優勝の可能性も消えていない。アスレチックスのボブ・メルビン監督は「毎試合を同じペースで戦うように選手たちには伝えている」と平常心で戦うことの重要性を強調。4年ぶりのポストシーズン進出、そして5年ぶりの地区優勝に向けて、大事な戦いは続いていく。

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