【平成の長崎】受験生130万人、大学定員は67万人 大学予備校で出陣式 平成4(1992)年

 長崎市大橋町の大学予備校、長崎野田ゼミナールは大学入試センター試験や私大の入試を間近に控えた1月9日、市チトセピアホールで出陣式をして、全員の合格を祈願した。
 今年は第2次ベビーブームで18歳年齢のピークの年。予備校スタッフから「受験生は130万人なのに対し、大学の定員は67万人しかなく狭き門になる」と説明を受けた。
 予備校生は両手をたたいて気合を入れたあと、ダルマに両目を入れ、第1志望校を書いた。
 このあと、代表が壇上に上がって「第1志望校絶対合格」と決意を述べ、最後に全員が「エイ、エイ、オー」とこぶしをを挙げて必勝を誓った。
(平成4年1月10日付長崎新聞より)

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