【平成の長崎】漁船進水式を見学 諫早の有喜中生徒が歓声 平成4(1992)年

 諫早市立有喜中学校(満居渡校長、203人)の1年生71人が4月20日、長崎市戸町地区の渡辺造船所(渡辺悦治社長)で漁船の進水式を見学した。
 鳥取県境港市の千鳥水産(浜信義社長)の鮮魚運搬船、第35千鳥丸で、渡辺造船所では最大級の船。
 有喜中学校がある有喜町は港町で、千鳥水産の浜社長の郷里。有喜の子供たちに少しでも船や漁船に関心を持ってもらいたいと招待した。
 支え綱が切断され船がゆっくり海に滑っていくと生徒から歓声が沸いた。
(平成4年4月21日付長崎新聞より)

有喜中生徒が見学するなか進水する第35千鳥丸=長崎市戸町1丁目、渡辺造船所

© 株式会社長崎新聞社