長崎市長選 田上富久氏 4選出馬意向

 長崎市長の田上富久氏(61)=3期目=が、来年4月の任期満了に伴う市長選に立候補する意向を複数の関係者に伝えていることが6日、分かった。
 肝いり事業のコンベンション(MICE)施設の整備予算が6月の定例市議会で認められたことが立候補の判断材料の一つになったとみられる。田上氏は長崎新聞社のこれまでの取材にも「人口減少が進む中、ハード、ソフト両面でまちを支える新たな仕組みが必要だが、1~2年でできるものではない」などと語り、意欲をにじませていた。
 6日の定例市議会一般質問では、毎熊政直議員(明政ク)から次期市長選への態度を問われ「関係する皆さまからさまざまな励ましの言葉をいただいており前向きに受け止めている。しかるべき時期に考えをまとめて伝えたい」と答えた。
 長崎市長選を巡っては、同市区選出の県議、高比良元氏(66)=3期目=と、同市議の橋本剛氏(49)=1期目=が、既に立候補を正式表明している。

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