「水を大切にする日」 石木ダム建設をPR 佐世保市がイベント

 佐世保市は6日、島瀬町の島瀬公園周辺で「水を大切にする日」をPRするイベントを開き、県と市が東彼川棚町に計画する石木ダムの建設促進をアピールした。
 市は1994年の大渇水で全域が給水制限に入った9月6日を「水を大切にする日」と制定。翌年からダム建設促進を呼び掛けるパレードなどをしてきた。2014年以降はダム建設に反対する市民に配慮し街頭活動は控えていた。
 しかし市議会からダム建設のPR不足を指摘され、5年ぶりに街頭イベントを企画。「石木ダム建設促進佐世保市民の会」のメンバーら約30人が参加した。今夏は少雨が続いており、朝長則男市長は「大渇水の状況になりつつある。水源対策の大切さを呼び掛けたい」とあいさつ。通行人にチラシなどを手渡しアピールした。

石木ダム建設促進のチラシなどを配る参加者=佐世保市島瀬町

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