エア・ウォーター・マッハ、高耐熱性能汎用フッ素ゴム製のOリング開発

 エア・ウォーター(会長・豊田昌洋氏)の子会社で、Oリング(O型をしたゴム製の密封用機械部品)などのシール材を製造および販売するエア・ウォーター・マッハは、業界最高水準の高耐熱性能を有する汎用フッ素ゴム(FKM)製のOリングを開発した。同開発品は、製造および販売元となるエア・ウォーター・マッハにおいて、10月からサンプル供給を開始し、2019年1月から量産を開始する予定。

 近年、化学プラントなどでは、工業プロセスにおける生産効率向上のため、プラント稼動温度の高温化が進んでおり、各部品にかかる耐熱性向上のニーズが高まっている。このような背景を含めて、FKMの耐熱性能を向上させることで経済性と高耐熱性を両立したOリングを開発し、製品化することが市場から強く望まれており、今回の開発に至った。

 同開発品は、金属との固着を抑制し、安定したシール性能を実現していることなどが特長として挙げられる。

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